Windows7のパフォーマンス改善①

ちょっと今更ネタを・・・

Windows7を使用しているのですが、
動作が遅いのが気になっていました

CPUが100%付近で張り付いていて、
やたらファンが回ってたりするので
何か特定のプロセスのリソース消費が激しいのかと・・・

最初はアンチウイルスソフトを疑ったのですが、
月次のWindows Updateあたりで遅くなるのような感じだったので
リソースモニターで確認したところ
TrustedInstaller.exeというプロセスが原因であることがわかりました

これはWindows Update自動更新用のプロセスみたいです

①「コントロールパネル」⇒「Windows Update」を選択

②「設定の変更」を選択

③「重要な更新プログラム」を「更新プログラムを確認しない(推奨されません)を選択


        • -

この設定で再起動したところ、
当該プロセスは引っ込みました

Windows Updateを手動で行う必要がありますが、
Updateにかかる手間と時間に比べて
普段の使用時のパーフォーマンスの改善の方が効果が高いですからね
(会社でも自動更新は切っています)

SVNの文字コード保持

先日まで引越でバタバタしておりましたため、
更新が滞っておりました

仕事上でApache Subversionの構成管理を担当しているのですが、
SVNサーバーのOSはWindows Serverを利用しています

SVNクライアントもWindowsだったのですが、
先日LinuxにもSVNクライアントを導入する要件が発生しました

その際、素朴な疑問として挙がったのが
SVN文字コードを保持しているのか」ということ

結論としてはSVN文字コードや改行コードを保持しているようです

確認は以下のように行いました

  • 確認内容

文字コードS-JISEUCUTF-8の3種類、
改行コードはCRLF、LFの2種類、
計6種類のテキストファイルを用意する

以下の2ケースについてチェックアウト後のファイルの文字コードや改行コードを確認する

(1)SVNサーバー(Windows)からSVNクライアント(Linux)にチェックアウトする
(2)
 ①SVNサーバー(Windows)のリポジトリを取得する
 
  svnadmin dump [リポジトリパス] > [dumpファイル名]

②別のSVNサーバー(Linux)にロードする

  svnadmin load [リポジトリパス] < [dumpファイル名]

 ③SVNサーバー(Linux)からSVNクライアント(Linux)にチェックアウトする

  • 確認方法

上記(1)(2)でチェックアウトしたファイルを下記コマンドにて確認する。

 file [ファイル名]

ファイルの文字コードに応じて
下記のように出力される

EUC ⇒ ISO-8859 text
Shitf-JIS ⇒ Non-ISO extended-ASCII text
UTF-8 ⇒ UTF-8 text

※kcc -c [ファイル名]でも確認可能

    • -

チェックアウトした環境のロケールによらず登録時の情報が保持されるため、
利用するOSが混在している場合にはファイル登録について考慮が必要そうです

教育ITEXPOの招待状が届きました

5/16(木)〜18(金)に東京ビッグサイトにて
教育ITソリューションEXPOなるものが開催されます

※教育ITソリューションEXPO 公式サイト
http://www.edix-expo.jp/

私自身はコレに参加したことは無いのですが、
教育ITに関する見本市みたいなもののようです

このような招待状が3枚くらい届きました

学校・教育関係者や企業の人事・教育部門を
ターゲットとしているようで、
商談も活発に行われているみたいです

製品・サービスを売り込み、
ビジネスに繋げたい展示側からすれば私はターゲット外の人間ですが、
私としては教育ITの製品やサービスにどういったものがあるのか
具体的に知る絶好の機会です

会場は広いので一日じゃとても回りきれそうに無いので、
eラーニングを主に見て回ろうと思っています

また、富士通ラーニングメディアさんは個人的に気になる企業なので
こちらのセミナーも申し込んでみました

何となく行って終わらないように
気になることや将来こうしたいと思っていることを
見るポイントとしてまとめておくようにします

当日が楽しみです

良いSEは良いドキュメントを書く

現在私が所属している部署は
プログラムの開発を協力会社に任せている部分もあるものの、
基本的に我々で設計、開発、テスト、運用まで一貫して行っています
※インフラ系の構築はベンダーへの依頼が多いです

いわゆる「設計はSE、開発はプログラマ」と言った切り分けは
あまり存在していないように感じていますが、
どちらかというとSE色の方が強いです

そんな中で常々感じていることは
"良いSEは良いドキュメントを書く"ということ

この"良いドキュメント"というのが非常に漠然としていますが、
端的に言えば「読みやすい」「論点が明確」ドキュメントのことです

当然ながら誤字・脱字などありません

上述の切り分け通りの感想ですが、
SEにとって一番必要な能力の一つが
このドキュメント作成能力だと考えています

私は設計書だけでなく、
見積条件書や顧客説明資料、手順書やマニュアルなどを作成しますが、
会心のものが出来た!」と思ってても
上司やチームメンバーに「よくわからない」とバツを食らったり、
顧客を混乱させたりもしました

大体そういう時は
下記の点に関する考慮が抜けていたりします

  • 何のためにドキュメントを作成するのか(Why)

他の点を考える際に必ず立ち返る最も重要な観点です

口頭で説明すれば5分で終わるものを
練りに練って0.5Dayかけてドキュメントを作る意味はあまりありません

  • 伝えたいことは明確か(What)

言葉を詰め込みすぎたり、
一つの文章が長すぎたり、
テーマがバラバラだったり・・・

「わかりやすく細かく説明を書こう!」なんて思って書いたら
「何を言いたかったのかよくわからない」と言われたこともありました(ノ∀`)

ドキュメントを読んだ人が
「つまりこういうことについて書いてある」とすぐにわかるくらい
内容が明確・明瞭な、贅肉が無い文章を書けているかどうかが大事ですね

  • 読み手が明確か(Who)

私が一番抜けがちなのはここです

顧客に説明するもの・・
上司に説明するもの・・
チームメンバーに説明するもの・・

同じ内容の説明でも
相手が違えば伝え方が違います

作成時はもちろんのこと、
作成し終わった時に
「誰が読むものだっけ??」と想像しながら見直すことが必要です

  • いつ使うものなのか(When)、どんな場面で使うものなのか(Where)

マニュアル作成時にはここがポイントになっています

システムの緊急時使用するものと、
テスト時に使用するものとでは
記載する内容の強調する部分や説明が異なってきます

  • 伝え方は妥当か(How)

グラフ、表、マトリクス、ツリー・・・

表現方法が適しているのかどうかも
ドキュメントの良し悪しを左右しています

こはちょっとテクニカルな部分だと思うので
コンサルタントの本とか読むと参考になりますね


この6点は互いに完全に独立しているものではなく、
相互に絡み合っているもので
抜け落ちる時には結構一緒に抜けおちていたりします

SEはコミュニケーションを取りながらする仕事です

そのことからも、良いドキュメントを書けることは
良いSEの条件であることは明確ですね

このブログについて

こんにちは

都内の某SIerに勤めるSEのそらジローと申します。

このブログは
SIer所属SEからIT人材教育者へキャリアの舵を取ろうとする
現役SEの経験・失敗談やIT人材教育に関する価値観・考え、転職の話、
SEとしての日々の自己研鑽について書いていきます

携わった人の力になる「教育」というテーマとして挙げる以上、
このブログを私の自己満足で終わらせずに
見ていただいている方にも良い影響を与えられるようにと
タイトルに「他己」という言葉を入れました

このブログでは大きく2つの軸で
執筆していこうと考えています

  • 現場SEについて

現在勤めている現場では
証券系システムの要件定義、設計、開発、テスト、運用を行っています

証券システムは金融システムと同じくダイレクトに「お金」を扱う
大変クリティカルなシステムです

(おそらく)一般的なSEとしての経験だけでなく、
クリティカルなシステムに扱うが故の失敗談や苦労したこと(していること)を書いていきます

  • IT人材教育について

研修サービスや教材・コンテンツサービスを行う
IT人材教育業界へのキャリアアップを考えています

現場で経験を積むことがSEにとって最大の栄養素であると思います

しかし、その与えられた栄養を
効率的に、効果的に体に取り込ませるには...

そこが「教育」の存在意義の一つだと思います

現場SEとして働き、学んだことを形にして伝えることで
未来のSE又は若手SEの力を加速させるカタパルトのような存在になりたいと考えています

立派なことは書けませんが
私の成長日誌が見ていただいている方の栄養に少しでもなればと思っています