証券システムが求める確実性

証券会社のシステム開発では
アクロバティックなコーディングより
地味だけど確実なコーディングが好まれる傾向がある気がしますが、
他の証券システム開発SIerはどうなのでしょうか

金融や証券のようなお金をダイレクトに扱うクリティカルなシステムでは
「間違いのないように」が第一であるため、
多少コーディングがスマートでなくても確実性を求める必要があると考えています
(業務系のシステムはどこもそうかもしれませんが・・・)

利用するミドルウェアも最新のバージョンを使うのではなく、
枯れた実績のあるバージョンを利用する傾向が強いです

また、納期優先で開発したシステムなどは
後から見返すと「なぜこんなコーディングをしているのか」と思う部分が多々あります

しかし、カットオーバー後に安定稼働しているのであれば
たとえコーディングがイケてなくても
滅多なこと以外では直すことを嫌がります

ソースの見栄えが良くなることよりも
ソースに手を入れることのリスクを気にするからです

対して、Web系システムはアクロバティックなデザインを好む気がします
(やはりその分進化が早いと思います)

Webシステム系などは
障害が起こってユーザーが利用できなくなっても
「なんだよー」と文句を言われるだけで済むこともあるかもしれませんが、
証券システムはシステムを止めればそれこそ即損害賠償ものです


証券システムは何よりも「間違いのないように」なのです